いろんな意味で勇気をもらいました(笑) 『池田千恵(著) 「仕事を任される人」になる5つのルール ──なぜ、ダメ新人の私が大逆転できたのか?』

みなさん、早起きしてますかーぁ?(アントニオ猪木風に(笑)


私は平日は毎朝4時半に起きる「ヨジラー」です^^





さて、今日ご紹介するのは、「ヨジラー」という言葉の生みの親(?)で、もちろん、本人もヨジラーである池田千恵さんの新刊『「仕事を任される人」になる5つのルール』です。





この装丁、何かに似ていると思いませんか?
そう!先週最終回を迎えてしまいましたが「倍返し」という言葉を流行らせたこの番組

(この画像は半沢直樹のHPからキャプチャしました)
このことは私が気づいたわけではなく、先日、1日限りの池田知恵ファンクラブ&この本の出版記念に参加した時に、ご本人が言われていたのをパクったんですけどね(;^_^A


この本のプロローグにこんな文章があります。

「今に見てろよ」
「いつまでも仕事ができないやつだと思うなよ!」

それから、こんな文章も

 これから私がお伝えする手法は「今に見てろよ」を前向きなエネルギーに変えて人生を大逆転させる「逆襲のルール」です。

「逆襲のルール」本書では強調されていません。強調したのはワタクシです。

装丁だけでなく、考え方も「半沢直樹」,「倍返し」的ですよね?(笑)



それもそのはず、池田千恵さん曰く
「この本にはリアル倍返しするための具体的な方法を書いた」
とのことだし、


この本のタイトル案には
「逆襲の仕事術」
「いつまでも使えないやつだと思うなよ!」
もあったそうですからね〜





では、リアル倍返しするため方法の中から私が付箋を貼った箇所からいくつかを紹介したいと思います。

【目次】


はじめに  「君にやってもらえれば間違いない」と言われるとき


プロローグ この「5つの力」であなたは這い上がる


第1章   上司やお客様に満足してもらう
      ──コミュニケーション力


第2章   すぐに取りかからない。まず考える
      ──段取り力


第3章   問題点を”見える化”する
      ──現状把握力


第4章   「やりたい!」をセーブしない
      ──素直力


第5章   目的意識をハッキリ持つ
      ──自己実現


おわりに  あなたの本気で、周囲をあっと言わせよう



本当は本に書かれた順番に紹介した方がいいのかもしれませんが、まず最初に今の私がいちばんグサッときた部分から紹介します。ちょっと長いけど...

「完璧主義」というブレーキの外し方


 真面目で一生懸命な人ほど、つねに完璧を目指していることが多いような気がしています。例えば、仕事もバリバリ、家ではいつもキレイに、シャツはしわ1つなく、巻き髪も乱さず、料理も出来合いのものは嫌なので毎日作って、子供に寂しい思いをさせたくないので遊ぶ時間もきちんと取って・・・・・・というように。


 完璧主義の人ほど、「まだ今、私のイメージする状態になっていない」と言いますが、あなたのイメージ、どれだけ完璧なんですか?


 あれもこれもと頑張れば頑張るほど、自分がすり減っていくような気がしませんか?全部中途半端な気がしてしまって、できない自分に落ち込んだりすることがありませんか?


 私は、すぐに行動に移せる人、移せない人の違いは、「完璧」のとらえ方の違いなのではないかと考えています。前者は「自分の中で考え抜いた、現時点での完璧」がわかったら、まず行動するから動きが早いのです。一方後者は「まだ見ぬ全人類から認められ得る完璧」を追求するために立ち止ってしまっていつまでも前に進めません。つまり、「完璧」の基準を自分で決めているか、相手に「完璧」の基準をゆだねているかの違いです。


 「完璧」は、周囲の状況や優先順位によって変わるものです。絶対的な完璧なんてないから動いた方がすぐに軌道修正できるし、得なので、考えてもしょうがないことでぐるぐる悩まないことが大事だと思うのです。
 「完璧」の判断基準をあいまいにするのではなく、自分で毎回、「この場合は、ここまでやれば私なりの完璧だ!」と具体的に決めてみませんか?(P85-87)

なぜこの部分がいちばんグサッときたのか??
それは前回記事「やりたいけどやれないこと、実はそれは...」にもかかわる部分があるからじゃないかな??



私は自分で自分のことは「完璧主義」だと思っています。
ウツになったことで、多少はいい加減になれた部分もあるのですが、でも、根本的な部分では、やはり完璧主義ですよね...
小中学校の頃なんて、テストで100点取っても模範解答と同じじゃなきゃ満足しなかったし(;^_^A


だから、私がブログを書けなくなった理由には「本当はやりたいことではない」以外にも『後者(すぐに行動に移せる人、移せない人)は「まだ見ぬ全人類から認められ得る完璧」を追求するために立ち止ってしまっていつまでも前に進め』ない、というのもあるのではないか、と思ったんですよね。


でも、「完璧」とか「自信」とかって、身についたからやるものではないんですよね。
私も結婚しているし子供もいるけど、じゃあ、結婚する前に、「完璧」な家庭を築く「自信」があったかって...あるわけないし、
子どもを育てる「自信」あったかと言われても、「ない」というのが正直なところです。



結婚したい!と思ったから、結婚したし、子どもが欲しいと思ったから作った、ただそれだけ。
結婚生活や子育てを続けるうちに、いろんなことがわかってくるし、自分自身成長して、自信もついてくるんじゃないかな。
今でも「完璧」にはほど遠いと思いますけど(;^_^A



それでいいんだろうな〜
「この場合は、ここまでやれば私なりの完璧だ!」
いろんな事柄ごとに自分なりの完璧のレベルを設定してみたいと思います。今より低いレベルでね(;^_^A



まぁ、これまでにアップしてきたブログの記事、これは全く持って「完璧」には程遠いですが...
結婚生活や子育てと同じように、やっていくうちに上手くなれればいいな〜と思います^^




「どうしたらいいか」を自分で考えるステップ


社会人2年目のとき、上司に相談しようとして遮られ、言われた言葉があります。


相談するテーマと自分の案を持ってくるように。それがない相談は、相談ではない。


 私はそう言われるまで「わかりません。どうしたらいいですか?」と聴くことが相談だと思っていました。しかし、上司にとって、その行動は相談のレベルにも達していなかったため、遮られてしまったのでした。(p63)

こういう聞き方をしてくる人、私のまわりでも多いですね。自分で考えていないというか・・・


「どうしたらいいですか?」と聞かれた時、私は
「どうしたいの?」とか「どうすればいいと思う?」とか、こちらからも聞き返すようにしています。
それから最後に「次からは、どうすればいいですか? じゃなくて、こうしたいんですけど、どうですか? と質問するように!」とも言っています。


だって、こちらから答えを与えたら、自分で考えなくなるし、もしうまくいかなかった場合、「言われたからやったのに・・・」と人に責任を押し付ける人になってしまいますからね。
自分でやったことは、たとえ人からアドバイスされたことであっても自分で責任を取る、そんな人になったもらいたいな〜


 

よい「しょうがない」と悪い「しょうがない」


「しょうがないよ」
 という言葉はついつい口から出てしまうものですよね。この言葉を聞いたとき、元気になるときとなんだか悔しいときがあるな? どうしてだろう? とふと思い、先日、自分が過去に発した「しょうがない」を具体的に思い出して分析してみたところ、面白いことがわかりました。


「しょうがない」という言葉には、いいものと悪いものがあることに気付いたのです。いいものには二つのタイプがあり、悪いものは一つです。


 よい「しょうがない」の一つ目は過去を振り返って言う「しょうがない」、二つ目は落ち込んだ相手を元気づけるための「しょうがない」です。前者は自分や相手がしてしまったことをくよくよ悩んだり恨んだりしないための言葉です。後者は、相手の気持ちを少しでも楽にするための言葉です。


 一方、悪い「しょうがない」は、今と未来をあきらめる「しょうがない」。つまり、思い通りになっていない状況をそのまま受け入れてしまう言葉です。こちらの「しょうがない」は、思考停止を生むのではないかと考えています。(p142-143)

「しょうがない」・・・関西弁でいうと「しゃーない」(笑)
千恵さんが書いているとおり、使い方,考え方によっては非常に便利な言葉だと思います。
この本の最後に「NGワードリスト」があるのですが、悪い「しょうがない」は私の「NGワードリスト」に入れようと思います^^




失敗は単に知らなかっただけ


 失敗したのは、自分に人格的な、根本的な欠陥があるわけではなく、単に知らなかっただけ。そう考えると、なんだか気持ちが楽になりませんか?(p158)


こう思えるようになると、自分の失敗だけでなく、人の失敗に対しても寛容になれそうですね。
失敗したからってガミガミ言うのではなく、「これで勉強になったね^^」そう言える自分になりたいですね。
自分の心に余裕がないと、なかなか難しいと思いますが...


でも、いくら勉強好きでもあまり「これで勉強になったね^^」と自分に言わないようにしないとね(;^_^A
それから、勉強は1回限り、やっても2回までということにしようと思います!




あなたの本当の「欲」は何?


 では、「欲」はどうやって見つければいいのでしょうか。
 例えば、「〇〇したいけどできない」という言葉を発してしまったとき、すでにあなたは「できない理由」を心の中にたくさん隠し持っているのかもしれません。だって、本当に心からしたいことだったら、どんな思いをしても動かずにはいられないはずですよね。もしくは、「〇〇したい」という理由を、何かキレイな大義名分から作り上げているから、実は自分の本心とは違うのかもしれません。その時点でもう一歩考えを深める必要があります。


<中略>


 ほかの人にかっこいい目標を言うのはいいですが、自分にはウソをつかなくてもいいじゃないですか。かっこ悪い欲を探してもいいのではないでしょうか。生々しい欲を探ってみましょう。(p175-178)

これも前回記事「やりたいけどやれないこと、実はそれは...」と重ねて考えてしまいました。
「なぜブログを書きたいんだろう??」と...


私がブログを書く理由私がブログを始めた理由については、2度(?)記事を書いているのですが、いちばんの理由は
会社の看板をはずして『私という人間がいることを知って欲しかったから』



じゃあ、書けなくなった理由は、この逆なのかな??


確かに勉強会や講演会を通して仕事関係以外でのリアルな出会いもたくさんありました。
だから、ブログ(バーチャルな世界)にこだわらなくなってきたのかな??
いやっ、それだけじゃないような気もします。
じゃぁ、なぜ?と聞かれても答えに困ってしまいますが...


私は毎週末に2〜3時間「ひとり作戦会議」の時間を取って、いろんな考えごとをすることにしているので、今週末は私の生々しい欲を探ってみようと思います^^
そこで出てくる『欲』は、きっと、人には言えないような『欲』だろうから、ブログは書かない(書けない)でしょうけどね(;^_^A




徹底的に妄想する極意


 目標をなんとなく想像するだけに終わらせず、行動に移すためには、今どこからスタートすればよいかを徹底的に分析してみると、一歩を踏み出したときに、今目指す山の何合目を歩いているかがわかるようになりますし、「これを続けていけば前に進んでいける」という実感が持てます。
 逆に言うと、徹底的に考えていないから「どうせ無理だ」と思考停止に陥ってしまったり、「頑張っているのになかなか憧れの人に近づけないなあ」とあきらめてしまったりしているのです。(p185)


確かにそうですよね〜
”なんとなく想像するだけ”では「目標」ではなく、ただの「夢」になってしまうんですよね...
本当にその「目標」を達成したいのであれば、現状分析して今の自分に欠けているものをみつけて補っていく努力をしなきゃいけないですね。
私もタスクリストの「夢・目標」欄には20個ほど書いていありますが、「行動に移すためには、今どこからスタートすればよいかを徹底的に分析」した項目はないかも…(;^_^A


これじゃあ、いつまでたっても「夢のまた夢」で終わってしまいそうなので、先ほどの『欲』にもつながりますが、本当にかなえたいことは何なのか?そのためにはどうすればいいのか?を1つずつ考えてみたいと思います。
まだまだ時間はたーーっぷりありますから〜^^





【感想】


池田千恵さんはデビュー作『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』でも、ダメダメOLだったころの自分のことを隠すことなく披露されていましたが、本著でもその姿勢は変わらず。
正直、「えっ!そんなことをしてたの??」と思えるようなエピソードもありました。
それはそれで読んで面白かったですけどね(笑)



でも、どうしてそこまで自分をさらけ出せるのか??
先日の講演会で、
それは「SNSが発達した現在では、隠そうと思っても隠しきれるものではない」、ということに加えて
「ダメだった自分をさらけ出すことで他人を勇気づけることができる世界」
だとおっしゃっていました。


確かに勇気づけられました(笑)



しかし、「問題は、その原因が割った時点で8割解決している」とも言われます。
そう思うと、ダメダメな自分であっても、何がダメダメなのかがわかった時点で8割解決。
あとは、どうやってそれを直していくのかを考えればいいだけ、とも考えられますね。





この本に書かれていることは、正直、他の本にも書かれていることやあたりまえのことが多いです。


「当たり前のことを当たり前のようにやっていてはあたりまえの結果しか出ない」とは渡邉美樹さんの言葉だそうですが、
先日の講演会で千恵さんは『バカみたいにコツコツ目の前のことをできる人が「倍返し」できる』とおっしゃいました。
確かにその通りだと思います。



基本ができていないのに応用ができるわけがない!
まずは当たり前のこと(基本)がしっかりできるようになるまでバカになってやる。そんな姿勢が大切なんだと思いました。


そういう意味でも、この本は入社2〜3年目の若いビジネスマンに読んでほしいですね。



千恵さん、勇気をもらえる本をありがとうございました!
それから、アフタヌーンティーもよろしくお願いしますm(_ _)m
あー、テーマを早く考えなきゃ!!!!!!





ついでに、こんなタイトルの本も