〜「神社で神様に好かれる人になる」方法〜 萩本欽一(著)『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』

みなさんは神社に行きますか?
最近の私は、週末の散歩(ウォーキング)の途中で近くを通りかかればお詣りに行くようになりました。


あまり行かない、という人でも、お正月の初詣ぐらいは行かれるのではないでしょうか


その時、どんな風にお詣りしていますか?願い事をしていますか?



どんな風にお詣りすると神様に好かれる人になるのか、その方法が萩本欽一さん、そう欽ちゃんの著書『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』に書かれていましたので、長いけど引用しますね。


■神様に好かれる人になる方法

初詣で神様に好かれる人になる

 お正月や受験前になると、神社へお参りに行く人が多いですよね。でも僕から見ると、たいていの人はお参りの仕方が間違っている気がします。
 今年のお正月、うちの事務所の女の子に聞いてみました。
「初詣に行ったかい?」
「はい、もちろん行きました!」
「どういうふうにお参りした?」
「え〜と、まずお賽銭箱にお金を入れて、二回手を打って……」
 ほ〜ら、やっぱりね。みんなで神社へ行くと、最初にお賽銭を投げますよね。
 それって、神様をお金で買収しちゃおうっていうことじゃない?それじゃあ神様に失礼だと思うよ。
 もし僕が神様だったら、いきなりお金を投げられて、何かお願いをされたら、「えっ、先払いってことは、絶対にお願いを聞かなきゃいけないの?」って困っちゃう。しかもほとんどの人は100円ぐらいですっごい大きなお願いしてない?「家が建ちますように」とか、「家族が全員健康でありますように」とか。100円で家族全員に幸福をあげなきゃいけないって、神様も大変だよ。

ここまでが普通の人がお参りする方法についての欽ちゃんの意見。
どう思いますか?


もし自分が神様だったとして、お願い事をかなえてあげよう!という気になるでしょうか?



では、どんな風にお参りすると神様に好かれる人になると欽ちゃんは言っているのでしょうか?
その方法は本書で確認してください!










というのは意地悪なので、ちゃんと紹介します!


先ほどの続きですが

 神社に行ったらお金を先に入れず、まずカラカラッと鈴を鳴らします。そのあと手を合わせて、お願いじゃなくて感謝をするの。
「去年は病気もしないで、幸せな1年でした」
 それで2回おじぎをして、2回手を打つ。最後にもう1度手を合わせて、ここでお賽銭。しかも、100円じゃなく、300円を入れるの。

さて、この「お願いじゃなくて感謝をする」は私もやっています。
なぜかというと、私が好きな著者の1人である和田裕美さんが「神社はお願いする場ではなくコミットする場」ということを知ったから。
それ以来、私は神社に行ったら、
最初に「いつもありがとうございます」と言ったあと
「これから〇〇します!。〇〇になります!」とコミットすることにしています。
でも欽ちゃんの方法はコミットではないですね。



では、欽ちゃん流ではどうするのが正しい方法か?なぜ300円なのかというと……

 この300円は神様じゃなくて、神主さんや巫女さんたちへのお礼です。「こんな素敵な神社をいつまでも守ってくださりありがとうございます」という感謝の300円。だって、お金がないと神主さんや巫女さんも生活していけないし、神様へのお備えものや掃除をする箒(ほうき)だって買えないよね。

欽ちゃんってスゴイですよね〜
神社を維持してくれている神主さんや巫女さんに感謝するなんて、私は全く考えもしませんでした。
でも、そのとおりだと思いませんか?





いよいよここから神様へのお願いの仕方です

 さらにまた300円を入れて、「私の幸せより、東日本大震災の被害者の人たちに幸せをあげてくださいね」と言っている人がいたら、神様はハッとしてその人を見ます。
「私と取引していないところが偉い。それに自分のお願いをせず、困っている人のお願いをしている。見事だ」
 こんなふうに、神様はちゃんと見ています。お正月に何千人、何百万人の人がお参りにきても1人1人を見てる。その中でも感謝の気持ちを忘れない人、人のためにお願いする人が神様は好きなの。大きな神社に200万人の人がお参りをすると5人ぐらいはこういう神様に好かれる人がいます。

どうですか?
もし自分が神様だったら、この人のお願い事だったらかなえてあげよう!と思うのではないでしょうか。


ただ、斎藤一人さんの本を読んだので「私の幸せより」という部分は引っかかりますが……。
一人さんは「みんなのしあわせを願うなら、ぜひ、その”みんな”の中に”自分”も入れてください。そしてまず自分が豊かになり、幸せになるのです。そして、その波動で他人をしあわせにしましょう。」と言われてるし、やっぱり私自身も幸せになりたいですから。(一人さんの本の記事はこちら『「引き寄せの法則」はこの世の摂理 斎藤一人・柴村恵美子(共著)『百発百中』』)


私も次に神社に行った時からは、自分のことをお参りするだけではなく、神主さんや巫女さんにも感謝するとともに、他の人のこともお願いしようと思います!



さて、最初に出てきた欽ちゃんの事務所の女の子、この話を聞いてどうしたでしょうか?
続きはこうです

 この話をしたら、うちの事務所の女の子、あせってました。
「どうしよう、私100円のお賽銭で、『今年こそ結婚できますように』ってお願いしちゃっいました。今からやり直しに行っちゃだめですか?」
「もう遅いよ。今年はもう『金で取引しようとした人』っていう神様のリストに入っちゃったから……

彼女がどうすればいいか、この続きは本を読んでみてくださいね^^





この本には、欽ちゃん自身が体験したいろんないい話が書かれています。
本書は出張に行く飛行機の中で読んでいたのですが、涙腺の弱い私は、ティッシュが手放せませんでした(;^_^A





せっかく本書を紹介したので、本書に載っていたエピソードをもう少し紹介しますね。



■欽ちゃん自殺未遂?
実は欽ちゃん、有名になったばかりのころ、マスコミに嘘ばかり書かれて、それが嫌になって死んで抗議してやる!とまで考え、実際に熱海の錦ヶ浦の崖の上に立ったことがあったとのことです。
でも、そのとたん、お世話になっている人のことが頭に浮かんで、今死んだら、その人たちが泣くだろう。その人たちを泣かせないように、もう1度頑張ってみよう、と思いとどまったとのこと。


そこで

 あのときは「死んで講義してやる」なんて思いつめたけれど、そんなのぜ〜んぜんだめ。周りの人にひどいことをされたり言われたりしても、自分は間違ったことをしていないと思ったら、
そのままにしておけばいいの。そうすれば、ちゃんと人は見ていてくれるから。
 もちろん運の神様だって見ているから、人を傷つけた人はきっとあとでつらい目にあっています。
「死にたい」と思うことって、たいていの人は人生で1回ぐらいあると思う。でも、人生を不自然な形で終わらせちゃだめ。悲しむ人が絶対にいるからね。

何があっても死んじゃだめですよね。
自分のことしか考えていないと死にたくなるけど、でも、まわりの人のことを考えると、「誰かのために」と思うと、まだまだ頑張れるんじゃないかな、って思います。





暗い話になったので、最後はほっこりする話で^^


■将棋の腕前は四段だけど……
欽ちゃんは将棋の腕前も大したもので、名人には2枚落ちで指してすべて勝っているし、亡くなった大山康晴名人からは四段の免状もいただいているとのこと。アマチュア四段って、相当強いらしいのですが……

 でもね、大山さんは僕に免状をくれるとき、「よそでは『四段です』と言って指さないでくださいね」って念を押されちゃった。「免状の日付は四月一日にしておきましたから」って。大山さんもおしゃれな人ですね。

日付が四月一日ということはエイプリルフール。
大山さんみたいなおしゃれでユーモアのある人になりたいですね。





この『負けるが勝ち、勝ち、勝ち!』を読む前に『ダメなときほど運はたまる』を読んだのですが、こちらを読む時もティッシュを手放せませんでした。



この本にも、今では有名になっていますが、欽ちゃんファミリーの一員である、関根勤さんや小堺一機さん、はしのえみさんたちが、まだまだ売れる前の話が出てきます。
欽ちゃんもすごいけど、やっぱり彼らもすごい。



この本からも、1か所だけ紹介します。

■欽ちゃんの親心
作家を目指して欽ちゃんの家に住み込んでいた鶴間さんという人とのエピソード。
彼とは5年間毎日将棋を指していたそうですが……

 このルールでやると、いつまでも将棋が終わらないの。鶴間は好きで指してるわけじゃないから、つらかったと思うな。僕は鶴間の運をつくるためにやってたんだけど、それを言葉で説明しちゃうと運にならない。
 頼む、「いじめ」と思わず「愛のムチ」と悟って耐えてくれ、これに耐えればお前はすごい作家になる……心の中でそう願いながら、毎日将棋盤を挟んで鶴間と向かい合っていたんです。

欽ちゃんのやさしさというか、親心というか……
「運をつくるため」といって、お弟子さんたちに「愛のムチ」を与えている。


そんな欽ちゃんだから、みんなに愛される人になったんだな〜と思います。





ということで、この二冊はぜひ合わせて読んでほしいです!



と、この記事を書きながらもティッシュが手放せませんでした(;^_^A