TOPの仕事

今朝読んでいた、熊谷正寿著『一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法』という本に「経営者の役割」として以下の記述がありました。

よく「トップ自らが率先して動く」という話を聞きます。会初経営者としての地位に安穏としているのではなく、自ら先陣を切って動くことは、確かに経営者の当然の心がけです。ただし、どう動くかが問題です。
     −−−−−−中略−−−−−−
戦国時代にたとえて考えてみましょう。群雄割拠する武将たちが、自分の領土拡大を目論んで戦を繰り返しているとします。この時、総大将の仕事は何でしょうか。自ら馬に来って、刀を振り回して突験すればいい、というわけではないでしょう。
     −−−−−−中略−−−−−−
自分が戦うゲームの全体像を俯瞰して、その構造を明確に理解したうえで、打つべき手を見いだし、これをやれあれをやれと指示をする。これが、総大将、つまり経営者の仕事ではないでしょうか。


会社についてからMSNの記事に以下のものを見つけました。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110315/plc11031521100044-n2.htm

『首相はその後も被災地視察を望み、「かえって迷惑をかける」と周囲に引き留められた。「大将は非常時にはどっしり構えて指示を出さないといけない」(連合幹部)ことを理解していない。』
との記述が。。。


首相といえば日本のTOP,国の経営者(みたいなもの)。

自分が動くと(現地視察に行くと)どうなるか──何人の人がその対応で(本来やらなくてもいい余計な)仕事を増やすのか──考えて欲しいものです。

『首相は東日本大震災発生直後から「低支持率を挽回するチャンス」とばかりに自らをアピールしてきた。』ようですが、逆効果だったようですね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110315/plc11031521100044-n1.htm


一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法

一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法