相手の立場で考える
今朝、駅まで歩く途中で聞いていたPodcastで松下幸之助さんの話が紹介されていました。
まだ創業間もないころ、車用のラジオを納めていたトヨタ自動車から
1か月後に5%,3か月後に25%、合計30%の値下げを要求されたときの話でした。
私の考えは、拒否。
しかし、幸之助さんは
自分がトヨタさんだったらどうするか?
同じことをするだろう。
だったら、その要求は受け入れなさい。
と、即答されたそうです。
その後、全ての設計を見直し、結局、30%値下げしたにも関わらず、10%の利益が出るようになった。以前は3%の利益しか出せなかったのに。
また、他の日ですが、大前研一さんの本が紹介されたとき
プロフェッショナルとアマチュアの違いは『顧客主義』かどうか。
アマチュアは自分中心で考えるが、プロフェッショナルは顧客の立場で考える。
という話もありました。
今回の地震への対応についても同じではないかと思います。
自分がどうしたいのか、ではなく、被災者の方々は我々に何をして欲しいのか。
ボランティアとして現地に行きたい、そう思う人もいるでしょう。
でも、人が増えると、水も食料もトイレも宿泊場所も・・・
今でも不足しているものが、ますます不足するのではないでしょか。
じゃあ、お前は何をするんだ?
と聞かれても明確な答えはできません。
ただ、邪魔にならないように、ここでできること
救援物資になりそうなものを提供したり、募金したり、節電したり・・・
そういうことはやっていきたいと思います。