小倉広(著)『自分でやった方が早い病』を読みました
本書を手に取ったきっかけは、「どうすれば仕事を任せられるのだろうか」「どうすれば自分の言うとおりに動いてくれるのだろうか」「どうすれば部下は成長してくれるのだろうか」といった悩みを持っていたからではないかと思います。
──p191 『おわりに「自分でやった方が早い」の正体は「自分でやった方が遅い」』より──
はい! おっしゃるとおり!
私がこの本を読みたいと思ったきっかけも、「自分でやった方が早い」と思っているけれど、1人でできる仕事量には限界がある。だから、もっとたくさんの仕事をするためには人に任せていくしかない。では「どうすれば仕事を任せられるのだろうか」という思いがあったからです。
うーん。これ↑はきれいごとかな??
楽したい!って気持ちがあるから人に任せたい、といった方が正しいかも・・・(;^_^A
でも、この本に書かれていたのは、そんな私の知りたかったことではなく、私にとっては(私だけではなく、おそらくほかの読者にとっても)非常に厳しい内容だったと思います。
だって、「自分でやった方が早い病」を克服するためには自分が「人間的に成長しなければならない」といわれたんですもの・・・
中でも、私がいちばんショックだった文章はこれ↓
3 他人に任せても楽にはならない(p104)
だって、自分でやった方が早いけど、人に任せて楽をしたい!という気持ちがあったから読んでみたのに
『他人に任せても楽にはならない』
なんていわれたら、元も子もない、読んでる意味がないじゃないですか。。。。
かといって、ここで読むのをやめたわけではありません。
それは、小倉さんが言っていることも理解できたから。。。
一時的には仕事量が増えるけれど、長い目で見ると、その人(部下や後輩)が成長すれば楽になる。
(実際には、楽になるのではなく、違った仕事、一段上の仕事ができるようになる、と書かれていますが)
「自分でやった方が早い」からといって、人に任せず自分で抱え込んでいるとまわりの人(後輩)は成長しない。
後輩が育たないということは、会社自体の成長も怪しくなってくる。
そんな大きな目で捉えた本だと思います。
したがってこの本は、目先の仕事を人に任せて自分が楽になるための方法が書かれた本ではなく
人に仕事を任せるとはどういうことか
どうやったら任せられるようになるのか
そんなことが書かれた本です。
だから、部下や後輩を持ったばかりの人,人を育てなければならない立場になったばかりの人に読んで欲しい本です。
私の感想では、内容がよく伝わらないと思うので(;^_^A
この本について書かれた、ほかの人のブログも紹介しますので、そちらも読んでみて下さい。
きっと、この本の良さがわかるともいます^^
ぷぅコッコの一期一会 【読書めも】自分でやった方が早い病
【目次】
はじめに 「自分でやった方が早い」という病のおそろしさ
第1章 病が進行すると「孤独な成功者」になる
第2章 病を克服すると「幸せな成功者」になれる
第3章 病の根本にある「自分さえよければ」という考え方
第4章 「自分でやった方が早い病」への処方箋
第5章 「自分でやった方が早い病」が再発しないために
おわりに 「自分でやった方が早い」の正体は「自分でやった方が遅い」
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