技術士第二次試験を受験してきました

昨日の8月4日、やっと技術士第二次試験を受験してきました^^



なぜ”やっと”なのかというと、3年前に1次試験は合格していたので、一昨年から受験資格があったにも関わらず、受験してなかったからです(;^_^A



なぜ受験しなかったのか,申込みもしなかったのかということも考えてみたのですが、それは、
技術士資格を取得してどうするの??どうなるの??
という目的が明確になっていないから、受験しよう!という気になれなかったのだと思います。


実際、今回、受験はしたけれど、やっぱり、目的が明確になっていないから、全然勉強する気にもならなかったし、やらなかったし...(;^_^A


まぁ、範囲が広すぎて勉強できるわけでもないんですけどね...




ということで、ちょっとだけ昨日の問題を紹介しますね。




まず、試験科目と試験時間はこんな感じでした↓


午前中の必須科目Iは「技術部門」全般にわたる専門知識を問う問題で、択一式(20問出題・15問回答)

だったのですが、I-6にこんな問題が出題されました。

人体が受ける放射能の影響の度合いを示す単位として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1) キュリー(Ci)
(2) シーベルト(Sv)
(3) ベクレル(Bq)
(4) レントゲン(R)
(5) グレイ(Gy)


これ、福島原発の事故がなければ出題されなかったんじゃないかな、と思うんです。
他にも第四次環境基本計画に関する問題など、最近のニュース(?)をどれだけ知っているか、といった感じの問題も出題されていました。


その他の問題もすべて、知っているか,知らないか、といった感じの問題だったため、試験時間は1時間30分あるにもかかわらず、30分もかからずに終了。


でも、最後まで在籍しないと試験問題が持ち帰れなかったため、残りの1時間は「ひとり作戦会議」ということで、別の考えごとをしていました(;^_^A




午後の最初の選択科目IIは「選択科目」に関する専門知識及び応用能力を問う問題で、記述式(600字詰用紙4枚以内)でした。


こちらは大きく2つの問題があったのですが、1つは午前中の必須科目Iと同じく、知っているか,知らないかを問う問題(これが「専門知識」ってやつですね)でしたが、もう1問は

地域の災害拠点機能を持つ市立総合病院の空気調和設備の基本計画を担当することとなった。計画を進める上で、下記の内容について記述せよ。
 (1) 設備計画に配慮する事項3項目
 (2) 基本計画業務を進める手順
 (3) 省エネルギー計画6項目
 (4) BCPを策定する中で、空気調和設備として検討すべき内容4項目

といった内容で、知っているだけでは解けない問題です。
これまでの自分の経験からいろんなことを考えて答えを書く問題でした。(これが「応用能力」ですね)




午後の2つめの選択科目IIIは「選択科目」に関する課題解決能力を問う問題で、記述式(600字詰用紙3枚以内)でしたが、私が選択した問題はこれ。

我が国の建築物は比較的短寿命でスクラップアンドビルドとも言われてきた。そうした中、近年、住宅を中心に良質な建築ストックの形成及び長期使用の推進をはかるべく数々の施策や研究開発がなされている。こうした建築物の長寿命化は地球環境負荷の低減にもつながることから、一般建築にも波及するものと思われる。このような状況を考慮して、一般建築の長寿命化について以下の問いに答えよ。
 (1) 長寿命化建築を実現する上で、空気調和設備のあり方についての基本的考え方と、その考えに至った理由を述べよ。
 (2)上述の基本的考え方を実現する上で、あなたが重要と考える項目を4つ挙げ、項目ごとに具体的に示せ。
 (3) あなたが述べた基本的考え方に潜むリスクを2つ挙げ、その内容と対策案について述べよ。


もうこうなると、知識は関係ないです。
仕事を含めた普段の生活の中で、どれだけ考えていたか、マジメに取り組んでいたか、を問われているようなもの。
最初にも書きましたが「範囲が広すぎて勉強できるわけでもない」んです。




試験が終わった感じでは、ちょっと厳しいかな??と思いますが、
今回受験してみて、感覚はわかったので、もしダメでも来年再挑戦してみようと思います。
でも、合格するためには、いろんなことにアンテナを張って情報を収集する必要があるし、マジメに仕事をして、知識を蓄積しておく必要があるんですけどね。

「えっ!そんなことやってないの??」

なんて言わないでくださいね(;^_^A



筆記試験の合格発表は10月31日だそうです。結果が出たら報告しますね^^



さっ、来年に向けて、今日からマジメに仕事しよっ!!