カッコいいサラリーマンになろう!! 田島弓子(著)『「頑張ってるのに報われない」と思ったら読む本』

みなさん、頑張ってますか??アントニオ猪木風に(笑))



私は胸を張って「頑張ってます!」とまでは言えないけど、それなりにはやってるつもりです。
じゃぁ、報われていると感じるか?と問われると、どうでしょうねぇ...(←こんな言い方をするということは、満足できるほどではないってことです(;^_^A)


ほかの人はどうなんでしょう??
「自分はじゅうぶん報われてる」そう思っている人は少ないんじゃないかな?
だから、こういうタイトルの本が出るわけだし……


では、どうやったら報われるのか、ではなく、報われているの感じられるのか?
この本には、そのヒントになることが書かれています。



といっても、私は47歳だしサラリーマン歴も20年を超えているし、これまでいろんな本を読んできたので──まだまだ500冊余りだと思いますが...早く1,000冊読みたいな〜──自分でも経験したことや他の本で読んで知っていることも多かったのも事実です。


そういう意味では本書は若い人に向けて書かれた本だと思うし、本文中でも若い人に向けていると取れる表現が何か所もありました。



でも、「知っていること」「できること」「やってること」は違うんですよね〜

本書を読んでいて、”これ、知ってる”と思うことも多々ありましたが、じゃぁ実際自分ができているか?というと、できていないことの方が多かったのも事実。

だから、本を読んでも「そんなこと、他の本にも書いてあるし、知ってるよ! この本はつまらない」と考えるのではなく、
「他の本にも書いてあったし、重要なことなんだな〜。自分はできてないから、やらなきゃ!できるようにならなきゃ! この本でリマインドしてもらえてヨカッタ」そんな気持ちで読んだ方が、いいと思うんですよね、私は。




では、本書『「頑張ってるのに報われない」と思ったら読む本』にも書かれている中で、初めて気づいたことだけではなく,知ってるけどできてないことも含めて私が付箋を貼った箇所からいくつか紹介しますね^^

  【目次】


 はじめに


第1章 なぜ、なたは報われないのか?

01 仕事辞典に「報われる」と言う言葉はない

02 「結果」にだけフォーカスする

03 こだわるべきは「相手」の期待値

04 「目的」は仕事と心の羅針盤

05 仕事の結果が「主産物」、報われるのは「副産物」


第2章 あなたの「価値」を高める方法

06 クリエイティブ「な」仕事はない、クリエイティブ「に」仕事をする

07 仕事を「ゲーム化」する

08 突き抜ける人は、機嫌よく仕事をしている

09 「やりたいこと」より「できること」を増やす


第3章 ビジネスパーソンの心の整え方

10 ストレスは克服せずに「扱う」

11 「不安」を「不満」に変えない

12 落ち込む暇をなくすのが、落ち込まない方法

13 「叱られ上手」になる

14 3つの小さな成功より、ひとつの大きな失敗


第4章 仕事と「オトナの関係」をつくる

15 「じゃあ、どうしようか」という魔法の口癖

16 「仕事スイッチ」の取り扱いをマスターする

17 スケジュールを支配する

18 コンプレックスを使いこなす


第5章 味方をつくる働き方

19 相手の中に「答え」はある

20 「本気」になれば、味方ができる

21 相手に関心をもてば、道は拓ける

22 組織で働く醍醐味を知る


  あとがき



まずはこの一文から

ビジネスパーソンの辞書があるとしたら、そこに「報われる」という言葉はないはずです。(p4)

こう言われちゃったら、元も子もないですよね〜

でも、この文章の前には

「働」という文字を分解したことがあります?「働」とは「人」という文字と「動」という文字から成り立っています。つまり、働くとは「人」のために「動く」という行為だと思うのです。(p4)

後には

あなたが「報われない」と思うとき、その主語は「自分」ですよね。つまり「報われない」と思った時点で、あなたの「働く」のベクトルは自分に向いているということであり、そして、皮肉なことに、そのスタンスでいる限り、仕事で報われるということはあり得ないのです。(p4)

と書かれています。


これを読むと『「報われる」という言葉はない』という意味もわかるのではないでしょうか。
だからといって、「報われることはない」と言っているわけではなく

相手のために結果を出すこと、すなわち「他己実現」に全力を尽くし続けることによって、結果的に「報われた」と感じることができる。

と言われています。
勝間和代さん風に言うと、「give しつづけると take がやってくる」といった感じでしょうか(笑)


何をもって「報われた」と感じるのかは人それぞれ。
昇給や昇進してはじめて報われたと感じる人もいれば、感謝の言葉を言ってもらっただけで報われたと感じる人,相手が喜んでいる姿を見ただけで報われたと感じる人もいるでしょう。
基準を高くすればするほど「報われた」と感じる機会は少なくなります。
だから、些細なことでも「報われた」と思った方がいいですよね??


私は仕事上では感謝されることはあまりないので、「クレームがない = いい仕事だった」と解釈するようにしています。
じゃないと、やってられませんからね〜(;^_^A
(そのあたりのことは、過去の記事『今週のお題 「自己紹介をしてみよう」』に書いていますので、そちらもいっしょにm(_ _)m)




わっ!このペースで書いていくとものすごい長さになりそうなので、ここからははしょりますね(;^_^A


プロが追求しているのは「こうなりたい」よりも「こう在りたい」だと感じます。結果を出すために目の前の仕事に全直を尽くす姿勢。それが、プロの「在り方」だと思うのです。
 そんなプロにとって、「報われる」「報われない」というのはそんなにモチベーションを左右しません。なぜなら、プロにとって仕事の報酬とは結果が出たという事実。むしろプロなんだから、結果を出して当たり前。
 つまり、プロにとって仕事の報酬の主産物はあくまでも「仕事の結果」。自分自身が「報われる」かどうかは副産物でしかないのです。 (P52)

サラリーマンとはいえ、何らかの仕事(作業)をしてお金をもらっている以上は”プロ”です。
だったら何をするべきか!
答えは「成果出すこと」しかないと思うんですよね、私も。
成果を出せば周りからも認められるだろうし、それによって「報われた」と感じることもできるんじゃないかな?



「プロ&報酬」で思い出したことがあるのですが、何かの本に
得られる報酬は、どれだけ多くの人を感動させたかに比例する
といったことが書かれていました。


プロスポーツ選手が結果を出す場は試合ですが、でも、試合だけやってるかといえば、そんなことはありません。
試合で結果を出す(成果を上げる)ために、誰も見ていないところでもコツコツ練習しているはずです。
練習でできないことが本番(試合)でできるわけ、ありませんから。


これはサラリーマンでも同じ。
成果・結果につながらない仕事,作業なんてない。
日常業務をこなしていくことで、仕事の筋肉がついて、よりよい結果を出すことができるようになると思うのですが......
(↑自分で書いてるけど、自分に言い聞かせてる気がする(;^_^A)


ということで(なにが、ということ?(;^_^A)
どんなにつまらない(と思う)仕事でも、誰かがやらなければならないこと。
だったら、どうすれば成果があげられるのかを考えながら,頭を使って仕事をする。本書から引用するなら”クリエイティブ仕事”をする。
そんな姿勢が必要だと思います!(と、これも自分に言い聞かせてみる)





うーん、全然はしょってない(;^_^A



次はこれ、最近プレイングマネージャーになった私には、ちょっと耳が痛い話でもありますが……

 そもそも「わかってもらいたい」「認めてもらいたい」というのは、相手からの働きかけを期待しているから生まれる感情です。上司から話しかけてくれる、わかってくれる、育ててくれる……。「いい上司」なら、きっとそうしてくれるはずなのに……。そう思っていませんか?
 はっきり言って、それはあなたの理想の世界の中だけの話。むしろ、あなたが思い描く”理想の上司”など、この世には存在しないと思った方がいい。
 なぜなら、あなたの上司であろう現在の管理職の大半は、プレイングマネージャーだからです。 (P105)

私は新卒で今の会社に入って20余年。その間2年だけ海外勤務でしたが、それ以外は今と同じ部署にいるので、まわりにいる年長者の多くは20年前から知っている人たち。だから、所謂”上司”という感覚はあまりなく、自分からでも気軽に声を掛けたりするのですが...


よくよく考えると、昔っからそうかも(;^_^A
20歳ぐらい年上の人でも気軽に話しかけてたかも...
私の職場自体がそんな雰囲気があるのかもしれませんね。


まっ、でも部下や後輩は『上司から話しかけてくれる、わかってくれる、育ててくれる……。「いい上司」なら、きっとそうしてくれるはずなのに……。』と思っているかもしれない、ということを頭に入れて、彼(女)らと接していこうと思います。




失敗したときにフォーカスすべきなのは、周りを責めることでも、過剰に落ち込むことでもなく、とにかく一刻も早く問題を解決することです。 (P111)

これもやる人多いですよね?
どうしてこんなことになったんだ?!
と問い詰めてくる上司とかね。


でも、今・すぐにやるべきことは何なのか??
それは問題を解決すること。原因や責任者探し,同じ過ちを起こさないためにはどうすればいいか?などといったことは、問題が解決したあとで、じっくり時間を書けて考えればいいこと。

私もそう思うし、問題解決を最優先で行動するように気を付けています^^




「褒められた」とか「昇進したとき」など、自分以外の要素が必要なものはミッションになりえないということです。あくまでもミッションとは自分一人の行動を通じて得られる「よかった」という感情だと理解してください。 (P205)

そうなのかぁ......
これまで私は自分のミッションは「人にヨカッタと言ってもらうこと」としていたけれど、これじゃあダメってことですね…(ノ_-。)
『自分一人の行動を通じて得られる「よかった」という感情』というと、自己満足?とも思ってしまいますが、それはそれでいいのでしょう。
週末や長時間の移動時間など、ゆっくり時間があるときに”ミッション”を考え直してみようと思います。





最後にこの文章

目の前の仕事を通じて、カッコいいサラリーマンになってください! (P207)

これ、この本のいちばん最後、〆の文章なのですが、田島さんにこう言われると、
「はい!頑張ってカッコいいサラリーマンになります!!」
と言いたくなっちゃいました(;^_^A


今の仕事の中で、どうすればカッコいいサラリーマンになれるのか?

人からカッコいいと言われるように!とも考えましたが、上でも紹介したように『自分一人の行動を通じて』とうことなので、自分で”カッコいい”と思える自分になるように頑張ります!(これってナルシスト??(;^_^A)





まだまだ紹介したい部分もあるのですが、ここで紹介した以外については本書を読んでいただくのがいちばんですが、他の引用文もメディアマーカーに記入していますので、気になった方はそちらも見てみてくださいm(_ _)m
メディアマーカーへはこちらからどうぞ^^→『技術屋かずの本棚』






私の友だちには田島弓子ファンが結構います。その人たちによると、田島さんはかなり”カッコいい”らしいのです。
そんなカッコいい田島さんに、私も早く会ってみたいですね〜^^




【2013年11月20日 追記】
昨日、田島さんとお食事をいっしょさせていただきました。
その時に、この本にサインまでもらっちゃった\(^o^)/



みんなが言うとおり、田島さんはカッコよくってステキな方でした^^
田島さん、どうもありがとうございました & 今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m





こんなタイトルの本もありますよ。私は、こちらもときどき読み返しています(;^_^A


働くとはどういうことか、それを伝えてくれるこんな本もあります^^
私も感想を書いていますので、こちらもよろしくお願いします
2010年12月21日の記事『なぜ、はたらくのか』