失敗したときや落ち込んだときに読めば、勇気をもらえる本 林 英恵(著)『それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと』

今日ご紹介するのは、林英恵(著)『それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと』です。





本の紹介をする前に、この本を手に取ったきっかけから書きますね。



それは今年の8月、書評ブロガーでお友だちの Hisao Chugun さんが、Facebook で、「昨年読んだ本の中でいちばんのおすすめ」と書かれたことでした。


でも、中郡さんがそんな書き込みをしたのにも理由がありまして......(たぶん)


それは、その前日だったかな?四国から同じく書評ブロガーの一龍さんが東京に出てくるということで、「一龍さんを東京でおもてなしする会」というのが開催されたのですが、そこに、この本『それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと』の出版社である「あさ出版」の方も参加されていて、(というより幹事をしていただきましたが)それがきっかけで中郡さんも「昨年読んだ本の中でいちばんのおすすめ」との書き込みをされたのだと思います。


そう考えると、使っているのはFacebook,デジタルだけど、でも、その情報を発信してくれたのはリアルなつながりがある”人”


どんなに情報化が進んでも、信頼できる情報は、やっぱり人が運んできてくれるんだな〜と思ったので、そのことから書かせていただきました^^





では、本書の紹介をしますね。


と、書いたものの、本書はかつてないほど付せんを貼りまくったのでどこから紹介したらいいのか......(;^_^A
こんな感じになってます↓(これでも遠慮しながら貼ったんですけどねぇ)



ということで(?)、今回は引用&その部分への感想は無しとさせていただきますm(_ _)m

引用はメディアマーカーに書いていますので、よろしければそちらを読んでください。
メディアマーカー『技術屋かずの本棚』





そのかわり(?)全体を通しての感想を書きますね。


まずは、私はメディアマーカーにこんなコメントを書いています。
「何かに失敗したときや落ち込んだときに読めば、勇気をもらえる本です。いやっ、ハナさんのようになれれは、落ち込むこともなくなるかもしれません。」


と、この記事をここまで書いたあと、本書を紹介してくれた 中郡さん の記事『【読書】それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと/林英恵』を読んでいたら、

「勇気が必要なとき、忍耐が必要なときにそっと読み返してもらえるような、そんな本として手元に置いてもらえたら、と願っている」(p9)
と「はじめに」にありますが、本当にそんな本だと思えます。

と書かれてました。


えっ!これって、私がメディアマーカーに書いたコメントと同じことじゃない??こんなこと、書いてあった??
と思ってしまいました。
もちろん私も「はじめに」は読んでいるけど、コメントを書くときにはすっかり忘れてしまっていたのでした。(;^_^A

でも、ホントにそんな本だと思いますよ、私も。





ではなぜ「勇気をもらえる本」なのか??

たぶん、ハナさんがハーバード在学中に教授や大学のスタッフ,同級生などからもらった言葉がたくさん書かれているのですが、それが前向きな言葉ばかりでイイ!からじゃないかな。



たとえばこんな言葉

「人と違っていて当たり前」
「人と違た経験をしているからこそ価値がある」(P53)

「あのときの、あの経験があったから、今があるんだよね」(P87)

「自分がコントロールできる部分では、最高の力を発揮すること。その上で、どうしてもコントロールできない部分があるという事実を受け入れることだね。
 さらに大事なのは、ダメだったとき、その結果に対して自分なりの意味を見出すことだと思う。そして、意味があると信じて前に進むこと」 (P106)

「自分が自分に絶望しない限り、どんな人やものも、あなたという存在を貶めることはできない。品位を保って冷静になり、むしろ起きた事実から何かを学び、感謝するくらいの心持で対処してごらん。そうすれば、きっと人はついてくるから」 (P175)

(あっ、引用しないとか書ておきながら、引用しちゃった(;^_^A)



「朱に交われば赤くなる」と言いますが、こんな人に囲まれていたら、たいていの人は前向きになれるんじゃないかって思います。


だから「何かに失敗したときや落ち込んだときに読めば、勇気をもらえる本」,「勇気が必要なとき、忍耐が必要なときにそっと読み返してもらえるような、そんな本」だと思うんですよね〜



私も大学には浪人して入っているし、”挫折”というほどのことではないけど、多少の苦労はしてきていると思うので、ハナさんの体験に共感できる部分もあるんだとも思います。





だから(?)。私が最初にこの本を読んだのは8月。それから約3か月経って読み返したのですが、2回目にもかかわらずプロローグを読んでいるときから(T_T)でした(;^_^A



そこに書かれていたのは、こんなお話です。


新卒での就職活動に全滅しアルバイトに行く以外は引きこもり状態だった著者が、第1志望ではなかったボストン大学教育大学院に入学=>卒業して、やっと正社員として働き始めたときに届いたハーバードからの合格通知。それも、最初にハーバードに行きたい!と思ってから7年後,3回目の受験でやっともらえたもの。
そのとき著者は27歳。


ここでちょっと質問。

もし、あなたが同じ状況になったらどうしますか?

「本当にやりたいことができる会社の社員」と、「夢にまで見たハーバード大学院生」どちらを選びますか?選べますか?


私はどうだろう??
「石橋を叩いて渡る」どころか「石橋を叩いて、叩き壊してしまう」と言われるほど慎重派らしいので、ハーバードはあきらめて、そのまま働き続けるんじゃないかと思いますね。



では、ハナさんはどうしたか?


それは、この本のタイトルから想像できると思うのですが、でも、それは正解でもあり不正解でもある。
なぜかというと、その時、彼女が相談した支社長(たぶんアメリカ人)の返事がこれ↓

「Congratulations!!! Why don't you do both? (おめでとう!!! 両方やったらいいじゃないか!)」(p31)

(この部分は何度読んでも(T_T) もちろん書いてる今もそれをグッと我慢の子です(;^_^A)


それに職場と学校、両方の許可も取れたので、1年のうち半年を東京、半年をボストンで生活することで、働きながら学ぶことができるようになったのです。



と、ここまでがこの本のプロローグ





この本には、前向きな言葉に加えて、こんな素敵なエピソードもたくさん書かれています。
だから、読んでいると勇気をもらえるし前向きになれると思いますよ〜


それから、”ハーバード卒”という肩書からは、エリートでこれまでも順風満帆でやってきた、と思われがちですが、でも、そんなことはない。
ハナさんに限らず、この本に登場するほとんどの人が、いろんな苦労や挫折を乗り越えてハーバードに到達したんだ、ということもわかります。
だから涙腺のゆるい私は、あちこちで(T_T)でしたが(;^_^A
どんな話が書いてあるのかは、やっぱり、本書を読んでほしいです。





ということで、これは老若男女を問わず、いろんな人に読んでほしい本です!
つべこべ言わずに読め!と言いたいぐらいお勧めの本です!



でも、読むとハバードに行きたくなるかもね〜


実際に私も”行ってみたいな〜ハーバード”と思ったもの......
でも、こればっかりは、やっぱり”いまさら”だと思ってしまった......


私の代わりに、子どもたちが行ってくれないかな??(笑)



【アップ前だけど追記】
中郡さんが最初に紹介したブログに大幅追記したとのこと。新しい記事はこちら↓もあわせてどうぞ^^
勇気が必要なとき、忍耐が必要なときにそっと読み返す本〜『それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと』