みんなちがって、みんないい
『わたしと小鳥とすずと』
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
これはご存知の方も多いと思いますが、金子みすずさんの詩です。
私は全文は知らなかったのですが、最後の「みんなちがって、みんないい。」の部分はテレビなどでよく流れていたので聞いたことはありました。
なぜ突然この詩を紹介したのかというと
昨日から山本真司(著)『35歳からの「脱・頑張り」仕事術』と言う本を読み始めたのですが、第1章,第2章あたりを読んでいたら、ほんのちょっと前の自分そっくりだな〜と思ってしまいまして...
何がそっくりかって?
自己中心的で部下や後輩を育てようとしない、とういうより、
自分では育ててると思っているけど、実は自分のやり方を押し付けているだけで彼らの意見は聞こうとしない。
人に仕事をさせて出てきたものに満足できないと自分でやり直す。
結果、自分でやることばかり増えて時間が足りなくなってしまう...
要は自分と同じことを考えて実行してくれる人間,コピーロボットを作ろうとしていた
って感じかな(;^_^A
でも、それではいけない、ということが最近になってわかってきたんですよね。
同じ考えをする人間が2人いたら、どちらかは不要。
違うからこそ、いいところを掛け合わせることで、1+1が2ではなく、3にも4にも……、いやっ、100や1,000にもなる可能性があるんですよね。
これ、最近の言葉で言うと「ダイバーシティー」ってヤツですかね?
これは動植物にも言えること。
遺伝的に近いものばかりを掛け合わせると劣性遺伝で弱いものができてしまう。
日本では4親等以内の結婚は認められていない理由に、このこともあるのではないか?とも思います。
なんか、そんなことを考えていたら、冒頭で紹介した「みんなちがって、みんないい」という言葉が頭に浮かんできたので紹介してみました。
誰が偉いとか偉くないとか、優れてるとか劣ってるというのはない
みんな「Only One」で「No.1」なんですよね^^