しがみつかない生き方 私の場合

勝間和代 VS 香山リカに引き分け裁定を下した私ですが、、香山リカさんの『しがみつかない生き方』には、かなり共感できる部分がありました。


というのは、私は子供の頃から『超』が付くほど完ぺき主義で・・・
たとえテストで100点を取っても(めったにないことですが)自分の回答が模範解答と違っていたら満足しない、そんな子でした(^_^;)

仕事を始めてからもその性格はあまり変らなかったようです。
だから、仕事を人に頼むのもイヤ、全部自分でやりたかったし、自分で納得できるまでとことんやっていました。
でも、全て自分で完璧に、なんてできるわけないですよね。。。
それに仕事はドンドン増えてくるし。。。


そんな性格だったからか(?)
家族との関係も良いと言えるほどではなかったし、仕事は溜まるし、職場の人間関係も嫌な部分があって。。。
結局、精神科のお世話になったことがあるんです。
診断結果は「極軽度の鬱」とのことでしたが、私としてはかなり辛かった。


その頃読み始めたのが同じ精神科医斎藤茂太さんの本です。
ひとりでがんばらなくていいんだ、というより、がんばっちゃいけないんだ、と思いました。


他にも職場の人が
かずさんがいなくなっても仕事は他の人がやるから止まることはない。
でも、家族にとって、夫として,父親としてのかずさんに代わりはいないんだよ。だから自分の身体のことを考えなさい。
と言ってくれて。。。


それからはいい意味で「いい加減」になりました。

そうそう、昨日私としては珍しくTVを見ていたら『「いい加減」は「良い加減」だ』と言った人がいました。確かに!

話を戻して・・・(^_^;)

それまでは自分で100点と思えるところまでやっていたのを、80点で十分なんだ、と思うようにしたし、60点くらいで一旦提出してチェックしてもらって修正すればいいや、と思ったり。
でも、その方がずっと良いものができるんですよね。
だって依頼してきた人にチェックしてもらえば、その人の要望を余計に満足できるんですもの。


会社の仕事で自分のためにすることはほとんどありません。ほとんど全てが人のため。
だから今は、
仕事を依頼してきた人は、私に何をして欲しいのだろう?どんなアウトプットを求めているのだろう?
ということを考えて、それを満たしてあげようと考えています。


鬱のときは辛かったし、2度となりたくないとは思うけど、
本を読むきっかけになったし、「良い加減」になれたから(笑)、それはそれでよい経験だったのかなとも思います。


今、鬱はスッキリ治まっているから、がんばるときはがんばりますよ!!