理解してから理解される

先週末から『7つの習慣』を読み始めました。


これで5度目くらいかな??


ずいぶん前から読み返したいとは思っていたのですが、他にも、まだ読んでいない本があったので、なかなか始められませんでしたが、”つん読”中の本がなくなったのと、和田裕美さんの『仕事で成長し続ける52の法則』に和田さんの『7つの習慣』の写真が載っているのを見たがきっかけです。


和田さんの本に載っていた写真がこれ↓

付箋や書き込みもあるし、何回読んだのだろう??というほどボロボロですよね。


同じページの私の本がこれ↓

1か所付箋は貼っているものの、書き込みは(でき)ないし、まだまだキレイです。。。


そういえば、前にも紹介した美崎栄一郎さんの『「結果を出す人」の仕事のすすめ方』に

第1章 アクションリストをつくる5つのルール
《ルール1》本は、仕事の道具(ツール)である
本も読むだけでは意味が無いのです。ビジネスパーソンは、情報を活用するためにこそ本を使うべきなのです。
『読む』のではなく、『使う』です。
だから、折り曲げても、書き込んでも、全て読まなくてもOK。あなたが使いたいように使えばいいのです。

という文章がありましたが、和田さんの本はまさに”使いこなされた道具”という感じですね。



ところで、私は本に付箋を貼りながら読むのですが、再読するときには邪魔なんですよね。。。
前に読んだときに貼った付箋で文字が隠れて読めないから、いちいち剥がして貼りなおして・・・


7つの習慣』のように何度も読み返したい本は折り曲げたり書き込んだりして、次に読みやすいようにした方がいいのかな、挑戦(笑)してみようかな??と思っています。



7つの習慣』については、いまさら内容を紹介することはないと思いますが、何度読んでもいい本だと思います。まだまだ付箋の数が増えていくし、そうだよなぁ〜と思うことも多々あります。


今朝も読んでいて、そう感じた部分があるので紹介します(ちょっと長いですが)

 優秀な営業マンは、まず顧客のニーズや関心、あるいは状況を理解しようとする。つまり、素人は商品を売り、プロはニーズや問題に対する解決を売るのだ。これは全く異なるアプローチである。プロは診断し、理解する方法を学ぶ。人のニーズと自分の持つ商品を結びつける方法も学ぶ。そして、時と場合によっては、「私の商品やサービスは、あなたのニーズを満たさない」と言う誠実さを示さなければならない。
 法律でも同じことが言える。プロの弁護土はまず、状況を理解するために証拠を収集し、先例や関連する法律を研究し、それから一連の裁判をどう進めるかということを準備する。良い弁護士は自分の主張を書く前に、相手の弁護士の立場からみた主張文を書いてみるのである。
 また、商品開発も同じである。次のような言葉など言えるはずがない。「顧客調査なんかいらないさ。商品なんでつくるだけでいい」。つまり、顧客の購買動向や動機など理解することなく、ただ商品を開発するだけでいい、ということである。これでは絶対に良い商品開発なとできるはずがない。
 優秀なエンジニアは、橋を設計する前に、まずその場所に加わる力などを理解しようとする。良い教師は、生徒のレベルを把握してから教える。そして、良い生徒は、応用する前に理解する。良い親も、評価したり裁いたりする前に、まず子供を理解しようとする。評価の鍵は理解である。すぐ評価したり裁いたりすれば、全体的な理解に至ることはない。
 まず理解しようとすることこそ、人生のあらゆる場面に作用する正しい原則である。それは、普遍にして共通の原則であるが、最も顕著に表われるのは人間関係においてである。

わかっているつもりになってはいけない。
自分のめがねで他人を見えてはいけない。
自叙伝を語ってはいけない。
ということでしょうか。。


仕事に限らず、人間関係全てにおいて、
相手のことを正しく理解して、相手がして欲しいと思うことをしてあげる
ことが大切なんですよね。あらためて、そう思った文章でした。