「あそび」を漢字で書くと・・・
先日、美崎栄一郎(著)『仕事ができる人はなぜ「あそび」を大事にするのか』を読みました。
このタイトルを見たときに、「よく学び、よく遊べ」と言うし、仕事ができる人は、きっと、よく遊んでいるのだろう、どんな「遊び」の話が出てくるのかな?と思いながら読み始めました。
【はじめに】の冒頭も
仕事にも、「あそび」が大事です。というより、「あそび」のない仕事では、成果が出ないと思っています。
仕事に「あそび」をつくるって何? と思う人も多いと思います。確かに、仕事と遊びは、対極の考え方のように思われています。
でも、仕事と「あそび」は両立するのです。少なくとも、私の中では。たぶん、あなたの中でも。
とあったので、やっぱり「遊び」だ!と思いました。
でも、読み進めるうちに”ほんと遊び???”と思うことも多くなり、ついには、
このスケジュール上のあそびを「バッファー(=緩衝材)」と呼んでいます。
で、あれっ?と思い・・・その後
ハンドルに少しあそびがあるように、運転する際には少々の「あそび」があったほうが安全です。
で、やっと「あそび」とは「遊び」ではなく「余裕」のことなんだ〜と気付きました(^^;
この本では、大きく
・時間の「あそび」
・空間の「あそび」
・人間関係の「あそび」
そして、最後に
・人生の「あそび」
について書かれています。
この本にも参考にできそうなことがいろいろと書かれていたのですが、いちばん印象に残っているのは終章で美崎さんが2ヶ月の育児休暇を取ったとき以降のこと。。
休暇を取る以前は
自分が抜けたら仕事が回らなくなるんじゃないか
と思っていたのに、休暇を終えて復帰したとき、
さて、育児休暇を終え、会社に戻ってみると、何の問題もなく動いている組織がありました(苦笑)。
自分が抜けたら業務が回らなくなるんじゃないか、問題が起こるんじゃないかと思っていた自分がバカでした。
仕事をする人の代わりはいくらでもいるのです。
そうなんです。会社という組織の中では、仕事をする人の代わりはいくらでもいるのです。
私が鬱でなかなか仕事ができないときに、同じことを言われたことがあります。
会社には仕事の代わりをしてくれる人はいくらでもいる。
でも、家族中では、父親として,夫としてのあなたの変わりは誰もできないんだよ。
だから、今は仕事のことより、家族のためにも自分の身体(精神)のことを考えなさい。って。。。
それ以降、仕事に対する考え方が少し変わった気がします。
それまでは、全て自分で,100点取れるまでやろうとしていたけれど、80点取れれば満足。70点でもまぁまぁ、と思えるようになり、気持ちにも余裕ができた気がします。
この本を読み終えて、私も仕事にもっと「あそび」の時間が作れるかなぁ??作りたい!と思いました。
あそび(余裕)の時間であって、決して遊びの時間じゃないですよ!すでに遊びの時間はたっぷり取ってますから〜(^^;
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