『夫婦力』を読んで

サブタイトルに『夫の「話し方」で夫婦はこんなに変わる』とあるように、基本的には夫(男性)を対象にした本のようですが、夫婦に限らず、職場や近所づきあいなどの関係においても当てはまるな〜と思います。


読んでて耳の痛い(読んでるんだから「目が痛い」というべきか?(笑))話や、確かに!と思うところも多かったので、いくつか紹介します。



妻の話をよく聞く姿勢
妻から、
「そんなことを聞いてるんじゃないのに!」
と言い返されたことはないだろうか。
多くの場合、「話をきいてくれる」だけでいいのだ。
夫が自分の話に耳を傾けてくれればそれでいいのだ。
それなのに、夫は職場での癖で、つい指導型・説得型アドバイスをしてしまう。
「そういうときは、こうやってがんばればいいんだ」
「そうやるからうまくいかないんだよ。こうやらないと」
悪気はなく、励ますつもりでしたアドバイスが、逆に妻の気持ちを逆なでし、夫婦のコミュニケーションにズレを生じさせてしまうのだ。
妻はたいてい夫に、よき「聞き手」であることを求めているのだから、夫もそれに徹して、ただ、ひたすら妻の話を「うんうん」と聞けばいい。妻はそれだけで十分満足する。

これは夫婦間というか、男女の違いとして、いろんなところで言われていることですよね。
女性は聞いてくれるだけでいいのに、男性はすぐにアドバイスしたがる、と。



先日書いた「文字だけで伝えることの難しさ」も、この男女の考え方違いのほうが大きかったのかな?とも思いました。


ある女性の発言に対し、男性がアドバイス,意見を言った。
発言した女性はそれをうまく受け止められなかったようで...
 意見はいらなかった。
 共感してほしかった。
 慰めてほしかった。
と....


この違いが職場での癖なのか、遺伝子的なところまでさかのぼるのかわかりませんが、
私を含めた男性の皆様、気をつけましょう!!



いい関係作りのベースは相手を思いやる気持ち


夫婦のいい関係を作るために大事なことは気の利いた言葉ではない。
相手を思いやる気持ちだ。これは「想像力」と言ってもいい。
仕事で遅くなるときに、「今日も子どもと二人で食卓を囲むのか、寂しいだろうな」と想像するなら、電話の一本も入れて、
「ごめん、明日は帰れるようにするから」
「悪い、遅くなる。今日、変わったことはないよね」
と申し訳ないという気持ちを伝えられるだろう。相手のことを考えてみたときに、気づいた思いを伝えることが大切なのだ。


これも夫婦に限ったことではないですよね。
自分がした(する)行動に対して相手がどう思うか、それを考えて行動・発言する。
「誰がいちばん偉いのか」ではないけれど、相手の立場に立って考える。
大切なことだと思います。


最後に、


積極的に言いたい3つの言葉
「ごめん」のひと言
「ありがとう」が持つ、大きな力
「お!すごいな」もほめ言葉


「ありがとう」は最近はいろんなところで言えるようになりました。
でも、嫁にだけは言えてない。
[Thank you!」は言えても「ありがとう」は言えないんです。
今まで言ってこなかったから照れくさいのかな?
でも、嫁は私にいろんなところで「ありがとう」と言ってくれます。
私もお返ししなきゃね(^^;


言ってはいけないこと
「すみませんね」
「別に」
「いやならやめろ」
「あっそ」
「はあ?」
「いちいち、うるさいな」
「こっちだって、疲れてんの」


こんな風に言われたら私も嫌です!
自分がされて嫌なことは人にもしない、何事もそういう気持ちでやりたいと思います。



でも、こんなこと全部考えてたら話なんてできなくなってしまうかな?(^^;